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2017年 08月 14日
なんというか、阿佐ヶ谷バリ舞踊祭とツルクサドライブを 同時にカラダに入れるということは無謀だったようで、 どうやら一時期、ところどころで回線がショートしてしまっていたようです。 そんな危機感から、ドライブ4以降は阿佐バリに専念していたため、 ツルクサドライブは、この8/26のドライブ5から再スタートといった様相に。 本来の目論見としての「ACT2」が分断されてしまった感はありますが、 思い通りにいかないのも身ひとつのナマモノ舞台の宿命です。 今年の阿佐バリも、無事、よい祭りとして生み出すことができたので、 今はツルクサのほうに身も心も移行中。 8/26のドライブ5を思いながら、 つながろうとする指先は少し時間を巻き戻します。 そういえば、これまで転載してきていた 当日のプログラムに寄せた「ドライバー」それぞれの一文が ドライブ3のものから置いてかれたままになってました。 そこで、大西由希子さんをゲストに迎えた ツルクサドライブ3「花形の華が開く百花繚乱の宴!」から 当日の写真とともに転載します。 ●カリノ南 『プスパ・ラガ』は、プリアタンの楽団Yama Sariのオリジナル。 歓迎の舞でありながら、しっとりではなく、かなりアグレッシブ。 だからRaga(運動)という名がついたのかもしれない。 『オレッグ・タムリリンガン』は、蜂の求愛の踊り。 バリ舞踊を始めた当初、この踊りにまったく関心がなかった。 蜂ではなく、人間の男女の求愛の踊りに見えてしまったから。 その後、縁あって、このオレッグの最初の踊り手Gusti Rakaさんに 習う機会に恵まれた。自分の表現スタイルを持ちながらも、 どこか人間を超越しているような踊り。 自然の一部として息づいているような踊り。 この踊りの創作者Marioの踊る姿を捉えた1930年代の映像からも、 同じような印象を受けた。 かつて、人間と動植物たちの境界は今よりもはるかに曖昧で、 どちらの世界にも自由に行き来できたのだろうと思う。 そんなイメージを持ちながら、今日は踊ってみたい。 ●大西由希子 はじめてからだひとつで舞台に立った日のことを 今でもよく覚えています。 バリ留学を終え、日本での初舞台でした。 演目はタルナジャヤ。演奏はCD。 終演後、ひどく落ち込みました。 恵まれたことに、初舞台からずっと私のバリ舞踊はバリと共にありました。 ガムラン奏者とその音は、もちろん欠かせない存在でした。 場に奏者に音に支えられこれまで踊っていたんだなと、その時知りました。 あれから多くの時間が経ち、今では私の心持ちもずいぶんと変化しています。 この身にあるものを以前よりずっと信じているし、 ひとつのからだに流れているものは、ひとり分以上だと思っている。 今日は東京での初舞台。 また、この身ひとつで始められることがとても楽しみです。 ●松重貢一郎 始まりは「チョンドン」だった。 ガムランのアタックの強い音に 弾かれたように舞台に飛び出してきて身体を震わす姿は、 自動人形のようでもあり、また、夜の精霊のようでもあった。 私の目はその少女に釘付けになった。 人間の意志から遠く離れて、 感情とかそういったものではない何かによって動かされている。 それなのに、目が離せないほどのエネルギーに満ちている。 そういう踊りは見たことがなかった。 初めてのバリの熱気に浮かされて、 お香や食べ物、木や湿気の入り混じった、 それまで嗅いだことのないような匂いの中で、 一瞬で頭がクリアになった瞬間。 少女の機敏な動きの先に私は何を見ていたのか。 その問いの答えを探して今も踊り続けている。
by asabali
| 2017-08-14 04:00
| 公演
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